ドリアンはなぜ「フルーツの王様」なのか

ドリアンは、大きくてトゲトゲした外見と、強烈な香り、そして濃厚な甘さが特徴の東南アジアを代表する高級フルーツです。

中の果肉は黄色やクリーム色をしており、カスタードクリームのような濃厚でクリーミーな甘さがあります。好き嫌いが大きく分かれる果物ですが、その独特のおいしさから「フルーツの王様」と呼ばれています。

「フルーツの王様」と呼ばれる理由

1. 圧倒的な存在感
ドリアンは果物の中でも特に大きく、重いものでは数kgにもなります。また、表面は鎧のような鋭いトゲで覆われており、その威厳ある姿はまさに王様そのものです。

2. 濃厚で贅沢な味わい
果肉はクリーミーで、カスタードやチーズを思わせる濃厚な甘みがあります。栄養価も高く、東南アジアでは高級果物として扱われることが多いため、「果物の王」と呼ばれるようになったといわれています。

3. 希少価値と人気
東南アジアでは古くから特別な果物として珍重されてきました。特にタイやマレーシアでは人気が高く、高品質な品種になると非常に高値で取引されることもあります。

4. 強烈な香りとのギャップ
ドリアンは「世界一臭い果物」ともいわれるほど強烈な香りを放ちます。一方で、その味は多くのファンを魅了する絶品の味わい。この「強烈な臭い」と「極上の味」のギャップも、王様と呼ばれる理由の一つかもしれません。

タイのドリアン産地
タイのドリアンは産地によって特徴が異なります。
タイ人の間では、
  • 東部産(ラヨーン、チャンタブリー、トラート)= 全国ブランド
  • 南部産(ハジャイおよびその周辺、ヤラー、ナラティワートなど)= 個性派・地元の名品
というイメージがあるそうです。
また、ドリアン好きの間では、
「東部のモントーンは食べやすい王道。南部ハジャイ周辺のドリアンは香りと個性を楽しむもの」
とも言われているとか。

私とドリアンの25年
私が生まれて初めてドリアンを食べたのは、初めてタイを訪れたときでした。今から25年以上前のことです。
当時の感想は、強烈な臭いと独特の食感。
正直に言うと、私には「う〇ん」にしか思えませんでした。
それ以来、食べることはもちろん、臭いをかぐことさえ拒絶する状態が続きました。
ところが昨年、「高級ドリアンは臭くないですよ」という誘い文句に釣られ、25年ぶりにドリアンを食べる機会が訪れました。
まず驚いたのが香りです。
臭いどころか、ほんのり甘い香りがするだけ。
「あれ? 臭くない!」
恐る恐る口に運んでみると、以前のように口の中いっぱいに広がるあの強烈な臭いはありません。
そこにあったのは、甘くて濃厚、重量感のあるカスタードクリームのような味わいでした。
「うまい!」
思わずそう声が出ました。
なるほど、高級ドリアンと呼ばれる理由が分かります。
完全にハマりました
それ以来、すっかりドリアンにハマってしまいました。
今では大好きなタイ料理・タイフルーツの中でも間違いなくトップクラスです。
もちろん、もう臭いも気になりません。
家に帰ってドアを開けた瞬間に漂うドリアンの香り。
以前なら顔をしかめていたでしょう。
でも今は違います。
むしろ歓迎です。
そして今日も、おいしく——

「いただきます!」


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