タイ・ラオス・ベトナム!東西経済回廊をゆく3カ国陸路横断の旅⑥ 〜ベトナム南北統一鉄道にて南下〜
フエ〜ダナン間は、「ベトナムで最も美しい車窓」や「東南アジア屈指の絶景ルート」とも称される区間だ。
最大の見どころは「ハイヴァン峠」と「ランコー湾」。
ハイヴァン峠(Hai Van Pass): 列車は山肌の険しい崖に沿うように、時速30kmほどでゆっくりと進む。窓の外には、切り立った緑豊かな山々と、目の前に広がる真っ青な南シナ海のパノラマが一面に。まるで海の上を走っているかのような大迫力の絶景が楽しめる。
ランコー湾(Lang Co Bay): 美しい白砂のビーチと穏やかな入り江が広がる、世界的なリゾート地。多くの列車(特に観光列車)がランコー駅で10〜15分ほど停車するため、ホームに降りて景色を眺めたり、地元の物売りから軽食を買ったりする、旅情あふれる体験ができる。
この絶景を堪能するなら、フエから向かう場合は「左側の座席」の確保が必須となる。 今回は土曜日の乗車予定だったこともあり、事前にチケットを予約しておいた。
購入に使ったのは「Vexere」というサイト。ベトナムのバス予約でよく使う「12Go」でも鉄道チケットの予約は可能だ。
実は、どうしてもこのルートに乗りたいがために、国際バスのルートを「サワンナケート〜ダナン」ではなく、あえて「サワンナケート〜フエ」にしていた。
乗車前の私の想像では、タイのカンチャナブリを走る泰緬(たいめん)鉄道の、クウェー川鉄橋を越えた辺りの景色をイメージしていたのだが、果たしてどうだろうか。
当日の乗車率は100%。予約通り、無事に左側の座席をゲット。 隣には、予約が遅くなってしまったのだろう、カップルの片割れらしきお兄ちゃんが座っている。
7時05分、定刻通りに出発。車内に差し込む朝日が眩しい。
8時25分、ランコー駅に到着。電車の外に降りてみる。天気は快晴。この先に続くハイヴァン峠への期待が膨らむ。
駅から出発し、列車の高度が徐々に上がっていくにつれ、「ギシギシ」と車体が軋む音が大きくなっていった。
窓の外は断崖絶壁、そのすぐ下にはエメラルドグリーンの海。実際の標高は140メートルほどらしいが、体感はその数倍に感じられる。思わず何度もシャッターを切ってしまうほどの絶景だ。(※ブログに載せる写真を縦にしようか、横にしようかと贅沢に悩む。)
サワンナケートから直でダナンに行かなくて本当によかった。 車窓から、ダナンの街並みが徐々に大きくなっていくパノラマを眺めながら、自分の選択の正しさをしみじみと噛み締めていた。
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